暫定サーバのセットアップ

玄箱がダウンしてしまい代替サーバマシンをどうしようかと思案していた。スペック的にはもう一度玄箱HG購入がいいが、こういうハードウェアトラブルを経験してしまうとちょっと手が出しづらい。また中古のノートPCで適当なのはないかと探してもみたが、なかなかいいのが見つからない。
このまま自宅サーバがダウンし続けるのも不便なので、玄箱の前に使っていたノートPCを引っ張り出して暫定マシンとして稼動させることにする。10年くらい前のSHARP製ノートPCで、Pentium120MHz、32MBRAM、HDD2GというDOS/Windows3.1時代の代物(Windows98までは使ってたかな)。
以前はVineLinux2.1を入れて使っていたが、今回は最近慣れているDebian(sarge)にしてみる。
このノートPCにはCDROMドライブ搭載だが時代的にCDブートは不可。FDDも同時利用可能だが実は故障中。つまり非常にOSの新規インストールが面倒なのだが、今回はあえてCDによるインストールを試みた。
まずWindows上からXOSLをインストール。これは単なるブートセレクタだがこの最新版に同梱されるSmart Boot Managerが目的。これもブートセレクタなのだが独自にATAPIドライバを内蔵していて、ブータブルCDからのブートイメージローディング及び起動が実行可能。
つまりPC電源投入→XOSL起動→Smart Boot Manager起動→CDブート、の手順でDebianのブータブルCDからのインストーラ起動が可能になる。じゃあ最初からSmart Boot Managerをインストールすれば…という至極真っ当な意見もあるのだが、実は以前にSmart Boot Managerだけを本PCにインストールして起動不能に陥ったことがある。そのトラウマもあり、XOSLを経由させることにした。
で、無事DebianインストーラCD(1枚目)から起動させることが出来、インストール作業自体は(一度ハードウェア検出に失敗して異常終了した以外は)つつがない終了。aptライン設定後、sshやらapacheやらgccやらbinutilsやらpopfileやらntpdやら適当にインストール。Xは当然無し。さすがDebian、HDDを圧迫しなくて助かる。
とりあえず自宅サーバは暫定ながら復旧。しかしPOPFileの動作が悲しいくらい遅かったりNASとして使えなかったり色々問題はある。そもそもこのノートPCを引退させた理由はHDDの異音問題があったからなわけで、やはり早いうちに次マシンを調達しないといけないだろう。